夜勤専従看護師として働くときには職場の勤務体制について理解することが必要です。夜勤専従看護師になると夜勤の時間帯だけ働くのが基本になるので、夜勤がどのように定められているかを確認することが重要になります。勤務体制によって勤務スケジュールに違いが生じることに加え、出勤の頻度も変わるので気をつけましょう。日勤と夜勤の2つに分けられる2交代制の場合には勤務スケジュールはシンプルに定まります。就業規則などで定められている夜勤の時間帯が一つなので、それに従って働けば良いと考えられます。しかし、3交代制の場合には事情が異なるので注意しましょう。3交代制では夜勤が2つに分かれていて、深夜勤と準夜勤があるからです。
深夜勤は深夜前後に出勤して働くのが特徴で、朝方になって日勤の看護師が来たら引き継ぎをします。準夜勤の場合には夕方から働き始めて深夜頃に深夜勤の看護師に引き継ぎをするという形で働くのが特徴です。職場によって夜勤専従看護師が深夜勤と準夜勤の両方を担当するか、一方のみとしているかは異なります。一般的には深夜勤と準夜勤の両方に対応しなければならないため、勤務する時間帯が不規則になってしまうので注意が必要です。ただ、2交代制よりも勤務時間は短いという点では魅力があります。どちらの勤務体制が良いかはケースバイケースなので、自分なりにプライベートとの兼ね合いを考えて適切な勤務体制の職場を選びましょう。